今回は現代社会の深刻な問題の一つである「仮面夫婦」について、男性代表のケンジさんと女性代表のミカさんに本音で語っていただきました。表面的には円満に見える夫婦の裏側にある、複雑で切ない現実とは一体何なのでしょうか。
司会:本日はお忙しい中ありがとうございます。まず「仮面夫婦」についてそれぞれの立場からお聞かせください。
ケンジ(男性代表):正直言って、仮面夫婦って男性にとってもかなり辛い状況なんですよ。でも女性の方が「離婚したくない」って言い続けるケースが多いように感じます。僕たち男性は、関係が破綻してるなら潔く別れた方がお互いのためだと思うんですが、女性はなかなかそうはいかない。
特に経済的な理由で離婚を拒む女性が多いじゃないですか。でも男性からすると、「愛情もないのに経済的な理由だけで一緒にいられても」っていう気持ちになるんです。それって結局、男性を ATM 扱いしてるのと同じですよね。
ミカ(女性代表):ちょっと待ってください!ATM扱いって、それはあまりにも一方的な見方だと思います。女性が経済的な理由を考慮するのは当然ですよ。だって現実問題として、離婚後に女性の収入だけで生活していくのって、本当に大変なんですから。
それに、結婚生活って経済的な共同体でもあるわけでしょう?男性だって結婚する時に「一生責任を持つ」って言ったはずです。それなのに関係が冷えた途端に「別れよう」なんて、それこそ無責任だと思いませんか?
司会:経済的な理由について、もう少し詳しく聞かせてください。
ミカ:現実を見てください。統計的に見ても、離婚後の女性の貧困率ってすごく高いんです。特に子供がいる場合、シングルマザーになったら収入は激減するし、子育てと仕事の両立も困難になります。
私の友人の話ですが、離婚後にパートタイムの仕事しか見つからなくて、月収が15万円程度に落ちてしまいました。それまでは夫の収入と合わせて月40万円くらいの家計だったのに、一気に4分の1以下ですよ。子供の教育費も払えなくなって、本当に苦労してます。
そういう現実を考えたら、多少関係が冷えていても、経済的な安定を優先するのは当然じゃないですか?愛情だけじゃ生活できないんですから。
ケンジ:でもそれって、結局は自分の都合を優先してるだけですよね?男性の気持ちは完全に無視されてる。僕の友人も同じような状況で、もう5年以上も仮面夫婦を続けてます。家では妻とまともに会話もしないし、完全に他人同士なのに、離婚の話を出すと妻が経済的な理由で拒否する。
そんな状況で男性がどれだけ精神的に苦痛を感じてるか、女性は理解してるんでしょうか?僕たちだって人間ですよ。愛情のない関係を続けるくらいなら、新しい人生を歩みたいと思うのは当然です。
それに、経済的な問題って、本当はもっと前から準備できたはずじゃないですか?結婚してからずっと専業主婦だったり、パートタイムだけしかしてなかったりするのは、ある意味では自己責任でもあると思うんです。
ミカ:自己責任って、それはひどすぎます!多くの女性が専業主婦やパートタイムになるのは、夫や社会からの期待があるからですよ。「子育てに専念してほしい」とか「家庭を守ってほしい」とか、男性の方からそう言われることが多いじゃないですか。
それなのに、いざ関係が悪くなったら「自分でキャリアを積んでこなかったのが悪い」なんて言われても納得できません。女性は男性の希望に合わせて家庭に入ったのに、都合が悪くなったら切り捨てられるなんて、あまりにも理不尽です。
司会:子供がいる場合の影響についてはいかがでしょうか?
ミカ:子供のことを考えたら、やっぱり両親がいる家庭の方が良いに決まってます。私の周りでも、「子供が成人するまでは頑張る」って言ってる友人が何人もいます。
確かに夫婦関係は冷えてるかもしれませんが、子供にとっては父親と母親、両方が必要なんです。離婚してしまったら、子供は片親家庭になってしまうし、経済的にも不安定になります。それに、友達の前で「うちの親は離婚した」って言うのも、子供にとっては辛いことだと思うんです。
だから、多少自分が我慢しても、子供の幸せを優先するのは母親として当然だと思います。愛情がなくても、家族としての形を保つことに意味があるんです。
ケンジ:でも、それって本当に子供のためになってるんでしょうか?僕は疑問に思います。夫婦が仮面をかぶって、愛情もないのに一緒にいる家庭で育った子供って、健全な恋愛観や結婚観を持てると思いますか?
僕の知り合いで、両親が仮面夫婦だった人がいるんですが、その人は「家庭内の冷たい雰囲気がトラウマになって、結婚に対して恐怖心を持つようになった」って言ってました。表面的には普通の家庭に見えても、子供って敏感だから、両親の関係が冷え切ってることはちゃんと察知するんですよ。
それなら、きちんと話し合って円満に別れて、それぞれが新しい幸せを見つける方が、子供にとっても良い手本になるんじゃないでしょうか。離婚=悪いことっていう固定観念を捨てるべきだと思います。
ミカ:でも現実問題として、離婚後の面会とか養育費の支払いとか、きちんとしてくれる男性がどれだけいるんですか?口では「円満に別れよう」って言っても、実際には音信不通になったり、養育費を払わなくなったりする男性が多いじゃないですか。
厚生労働省の調査でも、養育費をきちんと受け取ってるシングルマザーって全体の2割程度しかいないって言われてます。つまり、8割の男性は離婚後に子供に対する責任を放棄してるってことですよね。
そういう現実を考えたら、離婚するよりも仮面夫婦でも夫がいてくれる方が、経済的にも子供の将来的にも安心できるんです。男性は「新しい人生を歩みたい」なんて綺麗事を言いますが、結局は自分の都合だけを考えてるんじゃないですか?
司会:社会体面についてはどう思われますか?
ケンジ:正直、そこが一番理解できない部分です。他人の目を気にして、不幸な結婚生活を続けるなんて、本末転倒だと思うんです。特に親戚とか近所の人とかに「理想の夫婦」って思われたいがために、仮面をかぶり続けるなんて、精神的にもすごく負担じゃないですか?
僕の元同僚で、奥さんとの関係が完全に破綻してるのに、会社の飲み会では「うちの嫁は料理上手で」とか「家庭円満で羨ましい」とか言われて愛想笑いしてる人がいました。見てて本当に痛々しかったです。
他人にどう思われようと、自分の人生なんだから、自分で決めるべきですよね。世間体のために不幸になるなんて、馬鹿げてると思います。
ミカ:でも、そう簡単に割り切れないのが女性の気持ちなんです。特に年齢が上がってくると、「離婚した女性」って見る目が厳しくなることもあるんですよ。「なんで離婚したの?」とか「何か問題があったの?」とか、詮索されるのも嫌だし。
それに、子供の友達の親とかとの関係もあります。学校行事とかで顔を合わせるときに、「あの人の家は離婚してる」って思われるのも、子供にとって良くないんじゃないかって心配になります。
女性って、男性が思ってる以上に周りとの関係を大切にするんです。だから、少々我慢してでも、表面的には円満な家庭を維持したいって思う気持ちも理解してほしいんです。
司会:感情的な依存についてはいかがですか?
ミカ:これは正直あると思います。長年一緒にいると、愛情がなくなっても、なんというか「習慣」になってしまうんですよね。朝起きたら隣に誰かがいて、夕飯を一緒に食べて、テレビを見て…そういう日常が当たり前になってしまうと、一人になることに対する恐怖が生まれるんです。
私の友人で、50代で離婚した人がいるんですが、「一人の時間が怖くて仕方ない」って言ってました。特に夜、一人でベッドにいると、すごく孤独感を感じるそうです。愛情はなくても、誰かがそばにいるという安心感って、女性にとってはすごく大きいんです。
それに、新しい恋愛をする自信もないし、この年齢から一人で生きていく勇気もない。だったら、多少問題があっても、今の関係を続ける方が楽だって思っちゃうんです。
ケンジ:でも、それって結局は自分の弱さから逃げてるだけですよね?確かに一人になることは怖いかもしれませんが、それを理由に相手を縛り付けるのはフェアじゃないと思います。
男性だって、長年一緒にいた相手と別れるのは寂しいですよ。でも、お互いに幸せになれないなら、勇気を出して新しい道を歩むべきじゃないでしょうか?
僕の友人で45歳で離婚した人がいますが、最初は確かに寂しかったそうです。でも今は新しいパートナーを見つけて、「人生で一番幸せ」って言ってます。年齢なんて関係ないし、本当の幸せを求める権利は誰にでもあると思うんです。
女性が感情的な依存を理由に離婚を拒むのは、結局は男性の人生も奪ってることになるんですよ。それって愛情とは言えないんじゃないでしょうか?
司会:実際に仮面夫婦を経験された方の体験談を聞かせてください。
ミカ:私の知り合いの話ですが、結婚15年目で夫婦関係が完全に冷え切ってしまった方がいます。でも、中学生と小学生の子供がいて、どうしても離婚に踏み切れなかったそうです。
その方は「子供たちが大学を卒業するまでは頑張る」って決めて、表面的には普通の家庭を演じ続けました。学校行事には夫婦で参加するし、家族旅行も年に一回は行く。でも家では夫婦の会話はほとんどなくて、寝室も別々。
辛い時期もあったそうですが、子供たちが無事に成長して、上の子が就職、下の子が大学に入学したタイミングで、ようやく離婚話を始めたそうです。そのときは子供たちも「お疲れ様でした」って言ってくれたって聞きました。
確かに15年間は長かったけど、子供たちにとっては安定した環境を提供できたし、自分自身もその間に資格を取って、離婚後の準備もできた。結果的には良かったって言ってました。
ケンジ:でもその15年間、旦那さんはどんな気持ちだったんでしょうね?僕だったら絶対に耐えられません。人生の一番充実してるべき時期を、愛情のない関係で過ごすなんて、時間の無駄だと思います。
実際、僕の知り合いにも似たような状況の人がいましたが、その人は最終的にうつ病になってしまいました。毎日家に帰るのが憂鬱で、仕事にも集中できなくなって、最終的には会社も辞めることになった。
仮面夫婦って、女性にとっては安定かもしれませんが、男性にとっては精神的な拷問なんですよ。それなのに「子供のため」とか「経済的な理由」とかで男性の人生を犠牲にするのは、本当に正しいことなんでしょうか?
愛情のない結婚生活を続けることで、男性がどれだけ傷ついてるかっていうことも、もう少し考えてほしいです。
ミカ:でも、女性だって辛いんですよ。好きでもない人と毎日一緒にいるって、すごくストレスなんです。でも、それでも我慢してるのは、家族のため、特に子供のためなんです。
男性は「新しい人生を歩みたい」って言いますが、現実問題として、離婚後の女性の生活がどれだけ大変かわかってるんでしょうか?年齢を重ねた女性が新しい仕事を見つけるのって、本当に困難なんです。
私の別の友人は、45歳で離婚したんですが、正社員の仕事がなかなか見つからなくて、結局コンビニのバイトを掛け持ちして生活してます。離婚前は普通の中流家庭だったのに、今は生活保護ギリギリの状況です。
そういう現実を見ると、やっぱり経済的な安定って重要だと思うんです。愛情がなくても、最低限の生活ができるっていうのは、女性にとってはすごく大切なことなんですよ。
司会:それぞれの立場から、相手に対して伝えたいことはありますか?
ケンジ:女性の皆さんには、男性の気持ちももう少し理解してほしいと思います。確かに経済的な不安とか、子供のことを考える気持ちはわかります。でも、だからといって男性の人生を犠牲にしていいわけじゃないと思うんです。
本当に相手のことを思うなら、お互いが幸せになれる道を探すべきじゃないでしょうか?仮面夫婦を続けることで、結果的に誰も幸せになれないなら、勇気を出して新しい道を歩む方が良いと思います。
それに、女性ももっと自立することを考えてほしいです。結婚に依存するんじゃなくて、自分の力で生きていけるようになれば、もっと自由に選択できると思うんです。
ミカ:男性の皆さんには、女性の置かれてる状況をもっと理解してほしいです。「新しい人生を歩みたい」っていうのは理想的かもしれませんが、現実はそんなに甘くないんです。
特に子供がいる女性にとって、離婚は人生の大きなリスクなんです。そのリスクを「自己責任」の一言で片付けられても困ります。男性だって結婚する時は「一生責任を持つ」って約束したはずでしょう?
それと、仮面夫婦が辛いのは男性だけじゃありません。女性だって同じように辛い思いをしてるんです。でも、それでも家族を守るために我慢してるっていうことを理解してほしいです。
もし本当に離婚を考えるなら、女性が安心して新しい生活を始められるような配慮をしてください。養育費をきちんと払い続けるとか、離婚後も子供との関係を大切にするとか、そういう責任も果たしてほしいんです。
司会:最後に、仮面夫婦の問題を解決するために、どんなことが必要だと思いますか?
ケンジ:まず、社会全体が離婚に対する偏見をなくすことが大切だと思います。離婚=失敗っていう考え方を変えて、「お互いの幸せのための前向きな選択」として受け入れられるようになれば、もっと多くの人が勇気を出せると思います。
それと、女性の経済的自立を支援する制度も必要ですね。離婚後の就職支援とか、資格取得のサポートとか、そういうものがあれば、女性ももっと離婚に踏み切りやすくなると思います。
あと、男性も変わる必要があります。離婚後も父親としての責任をきちんと果たすとか、養育費の支払いを法的に義務化するとか、そういうことが必要だと思います。
ミカ:私も社会制度の改善が必要だと思います。特にシングルマザーに対する支援をもっと充実させてほしいです。保育園の確保とか、就職支援とか、住居の支援とか、そういうものがあれば、女性ももっと安心して離婚を選択できると思います。
それと、職場環境の改善も大切です。女性が年齢を重ねても働き続けられるような環境があれば、結婚に依存する必要もなくなります。
でも一番大切なのは、夫婦がもっとコミュニケーションを取ることだと思います。問題が深刻になる前に、お互いの気持ちを率直に話し合えれば、仮面夫婦になることも避けられるかもしれません。
司会:貴重なお話をありがとうございました。それでは最後に、この議論の客観的な結論をまとめてみたいと思います。
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