最近、周りで結婚する友人が増えてきて、ふと思ったんです。結婚に辿り着くカップルって、何が違うんだろうって。そこで今回、恋愛について本音で語り合える男女二人で、この「結婚しそうなカップル」について徹底的に話し合ってみました。男は男の立場から、女は女の立場から、容赦なく本音をぶつけ合います。
◆価値観が似てるって本当に必要?
「価値観が似てるカップルは結婚しやすいって言うけどさ、俺はちょっと疑問なんだよね」
男性側から口火を切ったのは、価値観についての話題でした。
「どういうこと?価値観が違ったら喧嘩ばっかりになるじゃん」
「いやいや、そうじゃなくて。男って基本的に自分の価値観を持ってるわけ。仕事のやり方、お金の使い方、趣味の時間。それを全部彼女に合わせるって、正直しんどいと思うんだよ。むしろ『俺は俺、お前はお前』って割り切れる関係の方が長続きするんじゃないかって」
「はあ?それって単に自分勝手なだけじゃない?結婚したら二人で生活するんだから、価値観が近い方が絶対楽だと思うけど。私だって毎日『今日は何食べたい?』って聞いて、彼が『なんでもいい』とか言われたらイラッとするもん。食の好みが似てたら、そういうストレスないでしょ」
「でもさ、食の好みが似てるからって結婚できるわけじゃないだろ?俺の友達なんて、彼女とラーメン好きっていう共通点だけで付き合い始めたけど、半年で別れたぞ」
「それは価値観じゃなくて、ただの趣味の一致でしょ。私が言ってるのは、もっと根本的なこと。お金の使い方とか、休日をどう過ごしたいかとか。例えば、彼が毎週末ゴルフ行きたいタイプで、私が家でゆっくりしたいタイプだったら、絶対に不満が溜まっていくと思うの」
「まあ、それは分かるけど。でも男からすると、結婚前から全部価値観を合わせようとする女性って、ちょっと重いんだよね。『私たち、こうしようね』って決めつけられると、自由がなくなる気がして。結婚したら尚更縛られるんじゃないかって不安になる」
「そういう考え方だから、男の人って結婚を先延ばしにするのよ。女性側は将来を考えて価値観を確認してるだけなのに、『重い』とか『縛られる』とか言われたら、こっちだって不安になるわ。結局、男の人って自分の自由を守りたいだけなんじゃないの?」
二人の議論は早くも白熱してきました。価値観の一致という一見シンプルな話題も、男女では全く違う見方があるようです。
◆対等な関係って、本当に対等なの?
「次は対等な関係について話そうか。これもよく言われるよね、結婚するカップルは対等な関係だって」
「うん、これは私も大事だと思う。どっちか一方が我慢ばっかりしてる関係って、絶対に長続きしないもん」
「でもさ、対等って言っても、男女で得意不得意があるわけじゃん。俺は料理が苦手だし、彼女は車の運転が苦手。それぞれが得意なことをやるのが、一番効率的だと思うんだけど」
「それは役割分担であって、対等とは違うでしょ。対等っていうのは、決定権がどっちか一方に偏ってないことだと思うの。例えば、『今日は俺が疲れてるから、お前が全部やれ』みたいな一方的な押し付けがない関係」
「まあ、それはそうだけど。でも女性側も『私が家事やってるんだから、あなたはもっと稼いできてよ』とか言うじゃん。それって対等じゃなくない?」
「それは交換条件みたいなものでしょ。お互いが何を提供するかを話し合って決めるのが対等ってことだと思うけど。男の人って、家事を『手伝う』とか言うけど、それがもうおかしいのよ。二人で住んでる家なんだから、家事も二人の仕事でしょ」
「いや、でも現実問題として、男の方が仕事の時間長いことが多いじゃん。朝早くから夜遅くまで働いて、帰ってきてから『はい、家事も半分ね』って言われても、正直キツイと思うよ」
「じゃあ女性が働きながら家事も全部やってる場合はどうなるの?そういう人、たくさんいるわよ。女性だって仕事してるんだから、家事の負担が一方的に女性に来るのはおかしいでしょ」
「それはそうだと思う。でも俺が言いたいのは、対等っていうのは、お互いの状況を見て柔軟に対応できる関係ってことなんじゃないかな。今月は俺が忙しいから彼女に多めに家事をお願いする、来月は彼女が大変だから俺が頑張る、みたいな」
「それができる男性なら良いけど、実際はそうじゃないことが多いから問題なのよ。『今だけ』って言いながら、ずっと女性側に負担が偏ってるケースがほとんど。だから最初から、対等な関係っていうルールを明確にしておくべきだと思うの」
対等な関係という言葉の定義一つとっても、男女では捉え方が全く異なるようです。
◆自然体でいられるって、どういうこと?
「自然体でいられる関係が良いって言うけど、これも微妙だよね」
「何が微妙なの?自然体でいられるって、すごく大事なことじゃない。無理して作った自分を見せ続けるなんて、疲れるだけでしょ」
「いや、俺が言いたいのはさ、男って基本的にダラダラしたい生き物なわけ。家に帰ったら、ソファでゴロゴロしながらスマホいじって、ご飯食べて寝る。これが自然体。でも女性からしたら、それって怠けてるように見えるんでしょ?」
「当たり前じゃない。それって単なる怠惰よ。自然体っていうのは、自分らしくいられるってことであって、何もしないで良いってことじゃないの」
「でもさ、自分らしくいるって、そういうことじゃないの?俺は家でダラダラするのが好きなんだから、それを受け入れてくれる人が良いって思うんだけど」
「それを受け入れろって言われても、女性側は納得できないわよ。私だって仕事から帰ってきて疲れてるのに、彼がソファでゴロゴロしてるだけで、私が夕飯作って片付けもして。それって対等でもないし、自然体でいられるどころか、私がストレス溜めるだけじゃない」
「じゃあ、女性の自然体って何なの?」
「女性の自然体は、ありのままの自分を見せられるってこと。化粧しなくても、部屋着でいても、彼が受け入れてくれる。笑いたい時に笑って、泣きたい時に泣ける。そういう感情を素直に出せる関係のことよ」
「それって、男にだけ受け入れる側を求めてない?俺のダラダラは受け入れてくれないのに、女性の感情の起伏は受け入れろって、それこそ不公平じゃん」
「全然違う話でしょ。ダラダラするのは怠けてるだけで、感情を出すのは人間として当たり前のこと。それを一緒にしないでよ」
「でも男からすると、どっちも『自然体』なんだよね。家でリラックスしたい、それが俺の自然な姿。それを否定されたら、結局自然体でいられないってことになるじゃん」
「リラックスするのは良いけど、その間の家事は誰がやるの?って話。自分だけ楽して、相手に負担かけるのは、自然体とは言わないわ」
◆コミュニケーションって、どこまで必要?
「コミュニケーションが大事って、これはもう聞き飽きたよね」
「でも本当に大事だと思うよ。何か問題があった時に、ちゃんと話し合えるかどうかで、カップルの未来が決まると思う」
「俺もそれは分かるんだけど、女性ってやたら話したがるじゃん。『ねえねえ、聞いて聞いて』って、毎日何時間も話すの、正直しんどいんだよね」
「はあ?男の人って、そうやって話を聞くのを面倒くさがるから、女性が不満溜めるのよ。私たちは別に長時間話したいわけじゃなくて、ちゃんと向き合ってほしいだけなの」
「でも、俺たち男は結論が欲しいわけ。『今日こんなことがあってさ』って話されても、『で?』って思っちゃう。何が言いたいのか、何をしてほしいのか、それをはっきり言ってくれた方が助かるんだけど」
「女性は結論を求めて話してるわけじゃないの。共感してほしいだけ。『大変だったね』『それは辛かったね』って言ってほしいだけなのに、男の人は『それは君が悪いんじゃない?』とか『こうすれば良かったのに』とか、アドバイスばっかりしてくるでしょ」
「だって、問題があるなら解決策を考えるのが普通じゃん。ただ共感するだけで、何も解決しないんじゃ意味ないと思うけど」
「意味あるわよ。女性にとっては、話を聞いてもらえること自体がストレス解消になるの。解決策なんて、自分で考えられるわ。でも、一人で抱え込むのは辛いから、聞いてほしいだけなの」
「じゃあ、最初に『今から愚痴聞いてほしいだけだから、アドバイスいらない』って言ってくれれば良いじゃん」
「そんなこといちいち言わなきゃいけないの?彼女が話してる時は、まず聞くっていうのが基本でしょ」
「でも男だって、話したいことあるんだよ。仕事で嫌なことあったり、悩んでることあったり。でも女性は、男が話し始めると『でもさ』『それはこうした方が良いんじゃない?』って、すぐ口挟んでくるじゃん」
「それは違うわ。女性は一緒に考えてあげようとしてるのよ。男の人こそ、黙って聞いてるだけで、何も反応してくれないじゃない」
「俺たちは黙って聞くのが、聞いてる証拠なんだけどな。適当に相槌打ちながら、他のこと考えてるより、ちゃんと聞いてるってことなのに」
「それが伝わらないのよ。女性は反応が欲しいの。『うんうん』『そうなんだ』『それでそれで?』って、ちゃんと聞いてるよっていう態度を見せてほしいの」
コミュニケーションの取り方一つでも、男女では求めるものが全く違うようです。
◆将来の話、いつからする?
「将来の話を早い段階からできるカップルは結婚しやすいって言うけど、これも男女で温度差あるよね」
「そうね。女性は早めに将来のことを確認したいけど、男性は『まだ早い』とか言って逃げるパターン多いもんね」
「いや、逃げてるわけじゃないんだよ。ただ、付き合って数ヶ月で『結婚したら子どもは何人欲しい?』とか聞かれても、正直重いって思っちゃうわけ」
「でも女性には年齢的なタイムリミットがあるのよ。出産のこと考えたら、早めに結婚願望のある人かどうか確認したいじゃない。付き合って数年経ってから『俺、まだ結婚考えてないんだ』とか言われたら、時間の無駄でしかないわ」
「分かるよ、それは。でも男からすると、結婚って人生の中でも大きな決断じゃん。簡単に『うん、結婚したい』って言えないんだよ。仕事のこともあるし、経済的な準備もあるし」
「じゃあ、いつなら良いの?付き合って何年経ったら将来の話していいの?」
「うーん、最低でも一年くらいは一緒にいないと、結婚するかどうかなんて分からないと思うけどな」
「一年?遅すぎるわよ。半年くらいあれば、この人と結婚できるかどうかくらい分かるでしょ」
「え、半年で分かるもんなの?俺は半年じゃまだ相手のこと全然知らない気がするけど」
「女性は観察力があるから、半年もあれば相手がどういう人か分かるのよ。デートの時の態度、店員さんへの接し方、お金の使い方、友達との関係。そういうのを総合的に見て、この人と結婚できるか判断するの」
「そんな細かく見られてるのか…怖いな」
「怖いとか言ってる場合じゃないでしょ。女性だって真剣なのよ。遊びで付き合ってるわけじゃないんだから、将来のことを考えるのは当然じゃない」
「でも、あんまり早く将来の話されると、プレッシャーに感じるんだよね。『この人、俺と結婚する気満々だな』って思うと、ちょっと引いちゃうっていうか」
「それって、結局真剣に考えてないってことでしょ。本当に好きなら、将来のこと考えるの普通だと思うけど」
「いや、好きだからこそ、慎重になりたいんだよ。失敗したくないし、ちゃんと準備してから結婚したいし」
「準備って具体的に何?結局、結婚を先延ばしにする言い訳でしょ」
「言い訳じゃないって。貯金とか、キャリアの見通しとか、親への報告のタイミングとか、色々考えることあるじゃん」
「そういうのは付き合いながら一緒に考えていけば良いことでしょ。女性は待つしかできないの。だから早めに意思確認したいのよ」
◆感謝の言葉、誰が先に言うべき?
「感謝の気持ちを伝え合うことが大事って、これは納得だけど、実際どうなの?」
「私は大事だと思う。『ありがとう』って言われると嬉しいし、ちゃんと見てくれてるんだなって感じるもん」
「でも女性って、『言わなくても分かるでしょ』とか『察してよ』とか言うじゃん。男は察するの苦手なんだから、ちゃんと言葉で言ってほしいんだけど」
「それは男性もでしょ。女性だって『ありがとう』って言ってほしいのに、男の人は当たり前だと思って何も言わないじゃない」
「いや、俺は内心感謝してるよ。でもいちいち口に出さないだけで」
「それが駄目なのよ。内心思ってるだけじゃ伝わらないでしょ。言葉にしないと」
「でも毎回毎回『ありがとう』って言うのも、なんか白々しくない?本当に感謝してる時だけで良いんじゃないかな」
「本当に感謝してる時だけって、いつなのよ。料理作ってもらった時?洗濯してもらった時?部屋掃除してもらった時?全部感謝すべきことでしょ」
「まあ、そうだけど。でも、それが日常になると、いちいち言わなくなるのは自然なことじゃない?」
「自然だからって、言わなくて良いことにはならないわ。むしろ日常だからこそ、感謝の気持ちを伝え続けることが大事なのよ。当たり前だと思った瞬間に、関係って崩れていくと思う」
「じゃあ、女性も男がやってることに感謝してほしいんだけど。仕事頑張って帰ってきた時とか、重い荷物持った時とか、虫退治した時とか」
「それは言ってるでしょ。『お疲れ様』とか『ありがとう』とか」
「でも、なんか義務的な感じがするんだよね。本当に感謝してるのかな?って思う時がある」
「それは男性もでしょ。機嫌悪い時は『ありがとう』も言わないくせに」
「機嫌悪い時はそれどころじゃないんだよ」
「女性だって同じよ。でも、それでも感謝の言葉は言うべきだと思う。どんなに機嫌悪くても、やってもらったことには『ありがとう』って言わないと」
◆違いを受け入れるって、誰が譲るの?
「相手の違いを受け入れるって、結局どっちかが我慢するってことじゃない?」
「そうじゃなくて、お互いの違いを認め合うってことでしょ」
「でも現実的には、どっちかが折れることになると思うけど。例えば、彼女が毎週実家に帰りたいタイプで、俺はそういうの面倒くさいタイプだったら、どうすんの?」
「それは話し合いでしょ。月に一回とか、二回とか、お互いが納得できる回数を決めれば良いじゃない」
「でもさ、俺としては一回も行きたくないわけ。それでも月一で行くってことは、俺が譲ってるってことでしょ」
「じゃあ彼女は週一で行きたいのを月一に我慢してるってことよ。お互いが譲り合ってるのよ」
「確かにそうだけど、なんか釈然としないんだよね。我慢して付き合うのって、本当の意味で違いを受け入れてることになるのかな」
「完全に受け入れるなんて無理よ。でも、相手にとって大事なことなら、自分も歩み寄ろうとする姿勢が大切なんじゃない?」
「それは分かるけど、女性って自分の価値観を押し付けてくることない?『普通はこうでしょ』とか『常識的に考えて』とか言って」
「男性だって同じでしょ。『男ならこうすべき』とか『女のくせに』とか、性別で決めつけてくるじゃない」
「いや、俺はそんなこと言わないけど」
「言わなくても、態度に出てるわよ。『料理くらいできて当然』とか『家事は女がやるもの』みたいな考え、顔に書いてあるわ」
「それは偏見だと思うけどな。最近の男は家事もやるし、料理できる人も多いよ」
「できる人もいるけど、『手伝う』っていう感覚の人がまだまだ多いのよ。自分の家のことなのに、『手伝う』って言葉がおかしいって気づいてほしいわ」
◆共通の時間、どのくらい必要?
「一緒に楽しめる時間を持つのが大事って言うけど、正直毎日一緒にいると疲れない?」
「疲れるって、どういうこと?好きな人といるのに疲れるの?」
「いや、好きだけど、たまには一人の時間も欲しいじゃん。男って基本的に一人の時間が必要なんだよ」
「それは女性だって同じよ。でも、一緒にいる時間を『疲れる』って表現するのが、もう問題なのよ」
「いや、そういう意味じゃなくて。ずっと誰かといると、気を使うっていうか、リラックスできないっていうか」
「それって、本当に自然体でいられてないってことじゃない?結婚したら毎日一緒にいるのに、それで疲れるって言われたら、結婚なんてできないわよ」
「だから、適度な距離感が大事なんじゃないかって話だよ。毎日べったり一緒にいるんじゃなくて、お互い自分の時間も持ちつつ、一緒に楽しめる時間も作るっていう」
「それは良いと思うけど、男の人の言う『自分の時間』って、友達と飲みに行ったり、趣味に没頭したりで、結局彼女のこと忘れてるじゃない」
「忘れてるわけじゃないって。ただ、たまには男同士で騒ぎたい時もあるんだよ」
「女性だって友達と遊びたい時あるわよ。でも、彼氏のこと考えて、あんまり遅くならないようにとか、頻度を抑えるとか、気を使ってるのよ」
「俺だって気を使ってるよ。毎回行きたい飲み会を断ってることもあるし」
「それが当たり前でしょ。お互いが気を使い合うのがカップルなんだから」
「でも、あんまり気を使いすぎると、窮屈になるんだよね。束縛されてる感じがして」
「束縛じゃなくて、配慮よ。好きな人のことを考えて行動するのは、束縛とは違うでしょ」
「まあ、そうかもしれないけど。でも、共通の時間って、無理に作るものじゃないと思うんだよね。自然に一緒にいたいって思える時間があれば、それで良いんじゃないかな」
「それは理想論よ。現実には、仕事も忙しいし、予定も合わないし、意識して時間を作らないと、一緒にいる時間なんてどんどん減っていくわ」
◆記念日って本当に大事?
「記念日を大切にするカップルは長続きするって言うけど、正直面倒くさくない?」
「え、面倒くさいって何?記念日くらい祝ってあげなさいよ」
「いや、祝うのは良いんだけど、毎月とか、半年記念日とか、色々ありすぎて覚えきれないんだよね」
「普通は付き合った日と、誕生日と、クリスマスくらいでしょ。それくらい覚えられるでしょ」
「でも女性って、『初めて二人で行った場所の記念日』とか『初めて手を繋いだ日』とか、細かいこと覚えてるじゃん。それ全部覚えてなきゃいけないの?」
「覚えてなくても良いけど、せめて大事な記念日くらいは覚えててほしいわ。付き合った日忘れられたら、本当にショックよ」
「でも男からすると、記念日だからって特別なことする必要あるのかなって思うんだよね。普段から大事にしてればそれで良くない?」
「それは違うわ。記念日っていうのは、二人の関係をリセットするための大事な日なのよ。普段のマンネリを打破して、改めてお互いの大切さを確認する機会じゃない」
「なるほど。でも、そのためにプレゼント買ったり、レストラン予約したり、正直お金もかかるし、手間もかかるんだよね」
「お金や手間の問題じゃないでしょ。気持ちの問題よ。高いプレゼントじゃなくても、手紙一枚でも、ちゃんと覚えててくれたっていうことが嬉しいの」
「じゃあ、『記念日おめでとう』ってLINE送れば良いの?」
「それだけじゃ味気ないでしょ。せめて一緒にご飯食べるとか、何か特別なことしたいじゃない」
「でも、毎年同じことしてたら、それはそれでマンネリじゃない?」
「だから、毎年違うことを考えるのが楽しいのよ。今年はどこ行こうかとか、何しようかとか、二人で計画するのも含めて記念日の楽しみなの」
「うーん、なんか女性の方が記念日に対する思い入れが強い気がするな」
「それは男の人が無頓着すぎるのよ。もっと記念日を大事にしてほしいわ」
◆結局、結婚できるカップルって?
ここまで男女それぞれの立場から、結婚に向かうカップルの特徴について本音で語り合ってきましたが、正直なところ、二人の意見は平行線をたどることも多かったです。
男性側からすれば、自分の自由や時間を大切にしたい、プレッシャーをかけられたくない、自然体でいたいという思いがあります。一方で女性側からすれば、将来のことを早めに確認したい、お互いを思いやる姿勢を持ってほしい、記念日や日常の小さなことも大切にしてほしいという願いがあります。
どちらの主張も、それぞれの立場から見れば正当なものです。男性は男性の価値観や生活スタイルがあり、女性は女性の不安や期待があります。
ただ、ここまで話してきて分かったことは、結婚に辿り着くカップルというのは、この男女の違いを理解した上で、お互いに歩み寄れるカップルなんだろうということです。
男性は、女性が将来のことを早く確認したがるのは、不安だからだと理解すべきです。束縛ではなく、安心したいだけなのです。そして、感謝の言葉や記念日といった「形」が、女性にとっては愛情の証明になるということを知る必要があります。
一方で女性は、男性が自分の時間を欲しがるのは、あなたを嫌いだからではなく、自分らしくいるために必要だからだと理解すべきです。また、男性は言葉で説明されないと理解しにくい生き物なので、「察してよ」ではなく、はっきりと伝えることが大切です。
価値観が完全に一致するカップルなんていません。でも、違いがあることを認め合い、相手の大事にしているものを尊重し、時には自分が譲り、時には相手に譲ってもらう。そうやってバランスを取りながら、二人だけの関係性を築いていくことが、結婚への道なのだと思います。
客観的に見ると、どちらか一方が完全に正しいということはありません。男性の「自由でいたい」という主張も、女性の「安心したい」という主張も、どちらも人間として自然な欲求です。大切なのは、相手の主張を否定するのではなく、「なぜそう思うのか」を理解しようとする姿勢です。
結婚に向かうカップルは、議論で相手を言い負かそうとするのではなく、「二人にとってのベストは何か」を一緒に考えられるカップルなのでしょう。完璧な正解はありません。でも、二人で作り上げていく答えはあります。それを見つけられるかどうかが、結婚への分かれ道なのかもしれませんね。
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