今回は、恋愛において誰もが一度は経験するであろうテーマについて、男女それぞれの視点から本音で語り合ってみたいと思います。テーマは「自分を好きだった女性が離れていく時、何が起きているのか」。男性の翔太と女性の美穂、二人の対談形式でお届けします。
翔太:今日のテーマ、正直ちょっと耳が痛いんだよね。俺も経験あるから。
美穂:あら、翔太くんにもそういう経験があるんだ。じゃあリアルな話ができそうね。
翔太:まあね。でもさ、最初に言わせてもらうと、女性って急に態度変わること多くない?昨日まで普通だったのに、急によそよそしくなるっていうか。
美穂:それ、男性からしたら「急に」かもしれないけど、女性からしたら全然急じゃないのよ。ずっとサインを出してたのに、気づいてもらえなかっただけ。
翔太:サインって言われてもさ、俺たち男はエスパーじゃないんだから。言葉で言ってくれないとわからないこともあるよ。
美穂:それが男性の甘えなのよ。私たちだって、はっきり言うのは勇気がいるの。だから態度で示してるの。それを「わからない」で片付けられたら、そりゃ離れたくもなるわ。
翔太:ちょっと待ってよ。俺の友達の話なんだけどさ、彼を好きだった女の子がいたんだよ。でも彼は「まだ付き合う気持ちになれない」って正直に伝えてた。そしたらその子、しばらくして別の男と付き合い始めて、彼のこと完全にスルーするようになったんだって。
美穂:それの何がおかしいの?その女の子は、待っても無駄だと判断して前に進んだだけでしょ。
翔太:いや、そうなんだけどさ。問題は、彼女が別の男と付き合い始めてから、友達が急にその子のことが気になり始めたってこと。「あいつ、俺のこと好きだったのに」って。
美穂:出た出た、それよそれ。男性の典型的なパターン。自分のものだと思ってた女性が離れていくと、急に惜しくなるやつ。
翔太:いや、ちょっと待ってくれよ。それって人間として自然な感情じゃない?失って初めて大切さに気づくって、別に男だけの話じゃないでしょ。
美穂:自然な感情かもしれないけど、それって結局、その女性を「人」として見てなかったってことじゃない?「自分を好きでいてくれる存在」として都合よく捉えてただけで。
翔太:それは言い過ぎだよ。俺たち男だって、好意を向けてくれる人のことは嬉しいと思ってるし、大切にしたいとも思ってる。ただ、恋愛感情ってすぐにスイッチ入るもんじゃないじゃん。
美穂:じゃあ聞くけど、その「スイッチが入るまでの間」、女性はどうすればいいの?ずっと待ってろって?
翔太:そうは言ってないけど。でもさ、こっちにも準備ってものがあるわけで。
美穂:その準備をしてる間に、女性は傷ついてるのよ。好きな人に振り向いてもらえない時間って、本当に辛いの。毎日「今日は何かあるかな」って期待して、でも何も起きなくて。その繰り返し。
翔太:それはわかるよ。でも、俺たちだってプレッシャーがあるんだ。「好きって言われたから好きにならなきゃ」みたいな。そんな簡単に気持ちって動かないし。
美穂:誰も「好きになれ」とは言ってないの。ただ、誠実に向き合ってほしいだけ。可能性があるのかないのか、はっきりしてほしい。曖昧にされるのが一番辛いのよ。
翔太:俺の別の友達の話していい?彼は、自分を好きだった女の子に「ごめん、今は付き合えない」って断ったんだ。でも、その子とは友達でいたいと思ってた。そしたらその子、共通の友達に「あいつ、私のこと遊びだと思ってる」って言いふらしたらしくて。
美穂:それは、その子も大人げなかったかもしれないけど、傷ついてたのよ、きっと。好きな人に断られて、でも友達でいようって言われて。それって「恋愛対象としては見れないけど、そばにはいてほしい」ってことでしょ?都合よくない?
翔太:都合いいって言われたらそうかもしれないけど、本当に友達として大切に思ってたんだよ。恋愛感情とは別でさ。
美穂:男性のその「恋愛感情とは別」っていうの、私たちにはなかなか理解できないのよ。好きな人とは恋人になりたい。それが叶わないなら、そばにいるのは辛い。だから離れる。それだけのこと。
翔太:なるほどね。でもさ、俺が思うのは、女性って切り替え早くない?昨日まで好きだった人のこと、次の日にはもう別の人って。
美穂:早いように見えるだけよ。実際は、離れる決断をするまでに何ヶ月も、場合によっては何年も悩んでるの。その間ずっと、もしかしたらって期待と、もう無理かもっていう諦めの間で揺れてる。やっと決断できた時には、もう十分に悩み抜いた後なの。
翔太:そうなんだ。俺たちからすると、突然に見えるんだよね。
美穂:それは、あなたたちがその間のサインを見逃してるからよ。連絡の頻度が減ったり、会う約束をしなくなったり、笑顔が減ったり。全部サインなの。
翔太:確かに、言われてみれば思い当たることはあるかも。でもさ、俺たち男って、そういう微妙な変化に気づくの苦手なんだよ。
美穂:苦手で済ませないでほしいのよね。大切な人のことなら、ちゃんと見てほしい。
翔太:それはそうだけど、女性側にも問題あると思うんだよ。例えばさ、好きじゃなくなったなら、はっきり言ってくれればいいのに、徐々にフェードアウトしていくじゃん。それって卑怯じゃない?
美穂:卑怯って言わないでよ。私たちだって、傷つけたくないから言えないの。「もう好きじゃなくなった」なんて、面と向かって言える?
翔太:言えないかもしれないけど、曖昧にされるよりはマシだと思うんだよね。男って、はっきり言われないと理解できないところあるから。
美穂:じゃあ、逆に聞くけど、男性が女性を振る時は、いつもはっきり言ってる?
翔太:うっ、それは。確かに、俺も曖昧にしたことあるかも。
美穂:でしょ?お互い様なのよ、結局。
翔太:そうだね。でも俺が一番納得いかないのはさ、自分を好きだった女性が離れていった後に、その子が別の男と幸せそうにしてるのを見た時の気持ちなんだよ。なんていうか、複雑じゃん。
美穂:それ、嫉妬でしょ?
翔太:嫉妬っていうか、なんか取られた感じ?
美穂:ほら出た。「取られた」って。その女性は物じゃないのよ。誰のものでもない。自分の意思で、自分を大切にしてくれる人を選んだだけ。
翔太:わかってるよ、頭では。でも感情がついていかないんだよ。
美穂:その気持ちはわかるけど、それを女性のせいにしないでほしいの。あなたたちにチャンスはあったのよ。それを活かさなかっただけ。
翔太:厳しいね。
美穂:厳しいかもしれないけど、本当のことだもの。私の友達にもいたのよ。三年間ずっと同じ人を好きで、でも彼は曖昧な態度を取り続けて。やっと諦めて別の人と付き合い始めたら、その彼が急にアプローチしてきたって。
翔太:それで、その子どうしたの?
美穂:もちろん断ったわ。「今さら何なの」って。三年間待ったのよ?その間、彼は何してたの?って話でしょ。
翔太:でもさ、彼も彼なりに考えてたのかもしれないじゃん。
美穂:考えてた?三年も?その間、彼女は傷つきながら待ってたのに?
翔太:それは、うん、確かに長いね。
美穂:私たちも永遠に待てるわけじゃないの。自分の人生があるんだから。
翔太:そうだよね。でも俺が思うのは、男って本当に鈍感なんだよ。悪気があるわけじゃなくて、本当に気づかない。だから、もうちょっと直接的に言ってくれると助かるんだけどな。
美穂:それは、一理あるかもしれない。私たちも察してほしいばかりじゃなくて、もっと言葉にする努力は必要かもね。
翔太:お、珍しく歩み寄ってくれた。
美穂:でも、男性側も努力してよね。相手の小さな変化に気づく努力。大切な人のことをちゃんと見る努力。
翔太:それは約束する。まあ、こうやって話してみると、お互いに言い分があるってことだよね。
美穂:そうね。どっちが悪いってわけじゃなくて、すれ違いが起きてるだけなのかも。
翔太:結局さ、コミュニケーションが大事ってことだよね。
美穂:そう。察してほしい、わかってほしいじゃなくて、ちゃんと言葉にすること。お互いにね。
翔太:俺も次は、好意を向けてくれる人がいたら、ちゃんと向き合おうと思う。曖昧にしないで。
美穂:そうしてあげて。その人のためにも、あなた自身のためにも。
結論
この対談を通じて見えてきたのは、どちらが正しいという単純な話ではないということです。
男性側の言い分として、感情はすぐにコントロールできるものではなく、好意を向けられてもすぐに応えられないことがある。また、女性の態度の変化に気づきにくい傾向があり、もっと直接的なコミュニケーションを求めているという点は理解できます。
一方、女性側の言い分として、曖昧な態度を取られ続けることの辛さ、サインを出しているのに気づいてもらえない虚しさ、そして自分の人生を大切にするために前に進む決断をする権利があるという点も正当です。
客観的に見ると、この問題の本質は「コミュニケーションの不足」にあります。男性は相手の変化にもっと敏感になる努力を、女性は気持ちをもっと言葉にする努力を、それぞれ意識することで、多くのすれ違いは防げるのではないでしょうか。
好きだった人が離れていくのは辛いことです。でも、その経験を通じて自分自身を見つめ直し、次の関係に活かすことができれば、それは決して無駄にはなりません。大切なのは、相手を責めるのではなく、自分に何ができたかを考えること。そして、次はもっと誠実に向き合おうと決意することです。
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