「あの人、絶対私のこと好きだと思うんだけど、なんで誘ってこないの?」
そんなモヤモヤを抱えている女性、きっと多いですよね。目が合うと笑ってくれる、LINEの返信も早い、二人で話すときは楽しそう。なのに、デートに誘われることはない。これって脈あり? それとも勘違い?
一方、男性側にも言い分があります。誘いたい気持ちはある、でも踏み出せない理由がある。その心理は、女性が思っているよりずっと複雑なのかもしれません。
今回は、恋愛相談をよくし合う友人同士の雄太と麻衣に、このテーマについて本音で語り合ってもらいました。
麻衣「ねえ雄太、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
雄太「なに、また恋愛相談?」
麻衣「そう。私の友達がね、好きな人がいるんだけど、その人が脈ありっぽいのに全然誘ってこないんだって」
雄太「脈ありっぽいって、具体的にはどんな感じ?」
麻衣「目が合うとニコッてしてくれるし、話しかけると嬉しそうにするし、LINEもすぐ返ってくるらしいの。でも、二人で会おうとは言ってこないんだって」
雄太「あー、それはよくあるパターンだね」
麻衣「よくあるの? だったら、なんで誘ってこないのよ」
雄太「正直に言うと、怖いんだよ」
麻衣「怖い? 何が?」
雄太「断られることが。せっかくいい感じの関係なのに、誘って断られたら全部壊れるかもしれないじゃん」
麻衣「でも、誘わなかったら進展もしないでしょ?」
雄太「それはわかってるんだけど、男ってさ、失敗するリスクを極端に恐れるところがあるんだよ。特に好きな相手に対しては」
麻衣「女性からすると、それってすごくもどかしいのよね。好きなら行動してよって思う」
雄太「そう言われてもさ、誘って断られたときのダメージって、女性が思ってるより大きいんだよ」
麻衣「そんなに傷つくの?」
雄太「傷つくよ。自分の存在を否定されたみたいな気持ちになる。だから、確実にOKがもらえるって確信が持てるまで、動けない男は多いんだ」
麻衣「確信って、どのくらいあれば動けるの?」
雄太「人によるけど、俺の場合は90パーセントくらい確信がないと無理かな」
麻衣「90パーセント? そんなの無理じゃない?」
雄太「だから誘えないんだよ。70パーセントくらいの確信はあっても、残り30パーセントの不安が怖くて」
麻衣「でもさ、女性だってそういう不安は同じようにあるのよ。なのに、なんで男性からは誘ってこないの?」
雄太「それは、男から誘うのが当たり前っていう風潮があるからじゃない? だからこそプレッシャーも大きいんだよ」
麻衣「プレッシャー?」
雄太「そう。男から誘わなきゃいけない、リードしなきゃいけない、断られたら恥ずかしい。そういうプレッシャーが重なって、逆に動けなくなるんだ」
麻衣「なるほどね。でも、それって結局、自分のことしか考えてないんじゃない?」
雄太「どういう意味?」
麻衣「女性は待ってるわけでしょ。脈ありサインも出してる。なのに男性は自分が傷つくのが怖いからって動かない。それって、女性の気持ちを考えてないんじゃない?」
雄太「うーん、そう言われると返す言葉がないな。でも、男の心理ってそういうものなんだよ」
麻衣「私が思うのはね、脈ありなのに誘ってこない男性って、女性に対して不誠実だと思うの」
雄太「不誠実って、ちょっと言い過ぎじゃない?」
麻衣「だって、好きなら行動で示すべきでしょ。曖昧な態度で女性を振り回すのって、どうなの?」
雄太「振り回してるつもりはないんだけどな。ただ、タイミングを見計らってるだけで」
麻衣「そのタイミングっていつ来るの? 永遠に来ないんじゃない?」
雄太「いや、来るよ。ただ、もうちょっと確信が持てたら」
麻衣「その確信を待ってる間に、女性は諦めちゃうこともあるのよ」
雄太「それは怖いな」
麻衣「でしょ? だから、怖くても動いてほしいのよ。女性はそれを待ってるんだから」
雄太「でもさ、女性から誘ってくれてもいいんじゃない?」
麻衣「出た、それ。男性ってすぐそう言うわよね」
雄太「だって、今の時代、女性から誘っちゃいけないルールなんてないでしょ?」
麻衣「ルールはないけど、やっぱり男性から誘ってほしいって思うのよ。それが女性の本音」
雄太「なんで?」
麻衣「自分から誘うと、なんか必死に見えない? がっついてるみたいで恥ずかしいの」
雄太「それって、俺たち男が感じてることと同じじゃん」
麻衣「そうかもしれないけど、でもやっぱり男性からリードしてほしいっていう気持ちはあるのよ」
雄太「その考え方が、お互いを動けなくしてるんじゃない?」
麻衣「どういうこと?」
雄太「男は断られるのが怖くて誘えない、女は自分から誘うのは恥ずかしい。それでお互い待ってたら、何も始まらないでしょ」
麻衣「確かにそうね。じゃあ、どうすればいいの?」
雄太「どっちかが勇気を出すしかないんじゃない? 男が動けないなら、女性から動いてもいいと思う」
麻衣「私はやっぱり男性に動いてほしいけどね」
雄太「わかるよ、その気持ちは。でも、相手が奥手なタイプだったら、待ってても進展しないかもしれない」
麻衣「じゃあ、女性から誘うのがベストってこと?」
雄太「ベストとは言わないけど、一つの選択肢としてアリだと思う。実際、女性から誘われて嬉しくない男はいないよ」
麻衣「本当に?」
雄太「本当。むしろ、女性から誘ってもらえると、男としてはめちゃくちゃ嬉しいし、安心する」
麻衣「安心するの?」
雄太「そう。自分に好意を持ってくれてるってわかるから。そこからは男も動きやすくなる」
麻衣「なるほど。でも、女性から誘うにしても、どう誘えばいいかわからないのよね」
雄太「直接的に誘わなくてもいいんじゃない? 例えば、今度暇なとき教えてね、とか、あのお店行ってみたいんだよね、とか」
麻衣「それでわかるの?」
雄太「わかるよ。男は鈍いって言われるけど、そういうサインはちゃんと受け取ってる。ただ、それでも動けない男もいるけどね」
麻衣「動けない男には、もっとはっきり言わなきゃダメってこと?」
雄太「そうかもしれない。今度一緒にご飯行こうよ、って直接言ってもいいと思う」
麻衣「それってかなり勇気いるわよ」
雄太「だろ? それを俺たち男は毎回求められてるんだよ。だから、たまには女性にもその勇気を出してほしいって思う」
麻衣「そう言われると、男性の気持ちも少しわかる気がするわ」
雄太「でもさ、俺が言いたいのは、男が動かないのには理由があるってこと。単に興味がないわけじゃないんだよ」
麻衣「理由って、さっき言ってた怖いとか自信がないとか?」
雄太「それもあるし、あとはプライドの問題もある」
麻衣「プライド?」
雄太「自分から誘うと、相手に主導権を握られる気がするんだよ。好きな気持ちがバレると、弱みを見せたみたいで」
麻衣「そんなこと気にしてるの?」
雄太「気にする男は多いよ。特に、恋愛経験が少ない男とか、プライドが高い男は」
麻衣「女性からすると、そんなくだらないプライドより、素直な気持ちを見せてほしいんだけどね」
雄太「くだらないって言うなよ。男にとっては大事なことなんだから」
麻衣「ごめん。でも、プライドを守るために好きな人を逃すのって、本末転倒じゃない?」
雄太「それはそうだな。でも、頭ではわかってても、行動に移せないのが人間ってもんでしょ」
麻衣「もう一つ聞きたいんだけど、脈ありっぽいのに誘ってこない男性の中には、実は彼女がいる人もいるの?」
雄太「いる可能性はあるね。既に交際相手がいるから、誘えないってケース」
麻衣「それって最悪じゃない? 好意を見せておいて、実は彼女持ちって」
雄太「悪意があるわけじゃないと思うよ。ただ、異性として魅力的だから、つい態度に出ちゃうってだけで」
麻衣「それは言い訳にならないでしょ」
雄太「確かにそうだな。でも、男ってそういうところあるんだよ。好意を隠せない生き物だから」
麻衣「じゃあ、女性はどうやって見極めればいいの? 脈ありなのに誘ってこない男性が、本当に好きなのか、それとも彼女持ちなのか」
雄太「直接聞くのが一番早いんじゃない? 彼女いるの?って」
麻衣「それはなかなか聞きにくいわよ」
雄太「でも、曖昧なままモヤモヤしてるよりはいいでしょ。聞いてみて、いないって言われたら、そこから関係を進める努力をすればいい」
麻衣「結局、コミュニケーションが大事ってことね」
雄太「そう。お互い察し合うだけじゃ、前に進まないから」
【結論】
この対談を通じて明らかになったのは、脈ありなのに誘ってこない男性の心理には、複雑な理由が絡み合っているということです。
男性側からすれば、断られることへの恐怖、自信のなさ、プライドなど、様々な心理的障壁があります。好意がないわけではなく、むしろ好きだからこそ慎重になり、失敗を恐れて動けなくなっているケースが多いのです。
女性側からすれば、曖昧な態度で振り回されるのは辛いことです。好きなら行動で示してほしい、待たせないでほしいという気持ちは当然のことでしょう。
どちらが正しいかと問われれば、どちらにも言い分があると言えます。ただし、お互いが相手の出方を待っているだけでは、関係は前に進みません。
大切なのは、どちらかが勇気を出して一歩を踏み出すこと。男性が動けないなら、女性からさりげなくきっかけを作ることも有効です。逆に、男性は自分の臆病さを自覚した上で、傷つくリスクを受け入れて行動することが求められます。
恋愛において、待っているだけでは何も始まりません。相手を尊重しながらも、自分の気持ちに正直になって行動すること。それが、モヤモヤした関係を抜け出す唯一の方法なのではないでしょうか。
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