「どうして私は男性を好きになれないんだろう」
そんな悩みを抱えている女性、実は少なくありません。周りの友達は次々と恋愛して、結婚していく。なのに自分だけが誰かを好きになる感覚がわからない。焦りや不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
一方で、男性側からすると「好きになってもらえない」という悩みがあります。どれだけアプローチしても響かない。何がいけないのかわからない。
今回は、恋愛相談をよく受け合う友人同士の直樹と真由美に、この難しいテーマについて本音で語り合ってもらいました。男性を好きになれない女性の心理とは何か。そして、どうすればいいのか。男女それぞれの視点から考えていきます。
直樹「真由美さ、俺の後輩が悩んでるんだけど、好きな女性にアプローチしても全然響かないらしいんだよ」
真由美「ふーん、その女性はどんな感じなの?」
直樹「なんか、誰に対しても恋愛感情が湧かないタイプらしくて。後輩だけじゃなくて、他の男にも興味なさそうなんだって」
真由美「ああ、そういう女性いるわよね。私の周りにもいるもの」
直樹「正直、男からするとさ、そういう女性ってどうアプローチしていいかわからないんだよね。何が原因なのかも見えないし」
真由美「原因って言われても、人それぞれだと思うけど。でも確かに、男性を好きになれないって悩んでる女性は多いわよ」
直樹「俺が思うのは、そういう女性って理想が高すぎるんじゃないかって」
真由美「出た、男の人がよく言うやつね」
直樹「いや、でも実際そうじゃない? 現実の男を見ないで、理想の王子様を待ってるから、目の前の男に興味が持てないんじゃないの?」
真由美「それは男性側の一方的な見方よ。女性が理想を持つことの何がいけないの?」
直樹「いけなくはないけど、理想と現実のギャップが大きすぎると、誰のことも好きになれないでしょ」
真由美「でもね、女性が理想を持つのには理由があるの。過去に傷ついた経験があったり、自分を大切にしたいって思いがあったり。簡単に妥協できないのは、それだけ真剣に考えてるからよ」
直樹「傷ついた経験っていうのは、過去の恋愛でってこと?」
真由美「そう。例えば、付き合った相手に裏切られたとか、好きになった人にひどい扱いを受けたとか。そういう経験があると、新しい恋愛に踏み出すのが怖くなるのよ」
直樹「でもさ、それって新しい男には関係ないことじゃん。過去の男と今の男は別人なんだから」
真由美「頭ではわかってても、心がついていかないの。一度傷ついた心は、簡単には癒えないのよ」
直樹「俺からすると、それは過去に囚われすぎだと思うんだよね。新しい出会いにチャンスを与えないのは、もったいなくない?」
真由美「もったいないって言われても、傷つくのが怖いのよ。また同じ思いをするかもしれないって考えると、最初から恋愛しないほうが安全だって思っちゃう」
直樹「その気持ちはわかるけど、それじゃずっと幸せになれないじゃん」
真由美「幸せの形は人それぞれでしょ。恋愛しなくても幸せな人はいるわよ」
直樹「まあ、それはそうだけど。じゃあ、恋愛に興味がない女性もいるってこと?」
真由美「いるわよ、たくさん。恋愛よりも仕事や趣味に生きがいを感じる人とか、一人の時間が好きな人とか」
直樹「でも、そういう女性にアプローチする男はどうすればいいの? 諦めるしかないの?」
真由美「諦めるっていうか、その女性の価値観を尊重することが大事だと思う。恋愛を強要しても、うまくいかないわよ」
直樹「強要するつもりはないけど、好きになったら諦められないのが男なんだよ」
真由美「その気持ちはわかるけど、相手のペースを無視して押し続けても逆効果よ。むしろ引かれちゃう」
直樹「じゃあどうすればいいの?」
真由美「まずは友達として信頼関係を築くことかな。恋愛感情抜きで、純粋にその人と一緒にいる時間を大切にする」
直樹「それって、かなり時間かかるよね」
真由美「かかるわよ。でも、恋愛に興味がない女性や、過去のトラウマがある女性は、急かされると余計に心を閉ざすの。ゆっくり距離を縮めていくしかないのよ」
直樹「男としては、待ってる間に他の男に取られるんじゃないかって不安になるんだけど」
真由美「その不安もわかるけど、焦ってアプローチしても失敗するだけよ。それに、本当に恋愛に興味がない女性なら、他の男にも興味ないから大丈夫じゃない?」
直樹「確かにそうか。でもさ、俺が思うのは、男性を好きになれない女性って、自分に自信がない人も多いんじゃないかって」
真由美「それはあるかもしれないわね」
直樹「自分なんか愛される価値がないって思ってると、好意を向けられても信じられないんじゃない?」
真由美「そうね。自己肯定感が低いと、相手の好意を素直に受け取れないのよ。この人が私を好きなわけがないって、疑っちゃう」
直樹「それって、すごくもったいないと思うんだよな。せっかく好きになってくれる人がいるのに」
真由美「もったいないって言われても、自己肯定感って簡単に上がるものじゃないのよ。長年かけて形成されたものだから」
直樹「じゃあ、そういう女性には男はどう接すればいいの?」
真由美「その人の良いところを見つけて、具体的に伝えることかな。可愛いとかきれいとかじゃなくて、こういうところが素敵だよねって」
直樹「褒めればいいってこと?」
真由美「単なるお世辞じゃなくて、本当にそう思ってることを伝えるの。嘘はすぐにバレるから。本心からの言葉は、少しずつ相手の心に届くのよ」
直樹「なるほどね。でもさ、男からすると、何度アプローチしても響かない女性って、正直疲れるんだよ」
真由美「それはわかるわ。報われない努力を続けるのは辛いもの」
直樹「だから、ある程度やって無理なら諦めるっていう判断も必要だと思うんだよね」
真由美「そうね、それも一つの選択よ。お互いにとって良くない関係を続けても意味がないし」
直樹「俺が言いたいのは、男性を好きになれない女性って、男側の問題じゃないことも多いってこと。俺たちがどれだけ頑張っても、相手の内面の問題だったら、どうしようもないじゃん」
真由美「それはその通りよ。でも、だからって男性側に責任がないわけじゃないと思う」
直樹「どういうこと?」
真由美「例えば、女性が過去のトラウマで心を閉ざしてるとき、無神経な言動でさらに傷つけることもあるでしょ。相手の状況を理解しようとする姿勢は大事よ」
直樹「まあ、それはそうだな」
真由美「あと、女性が男性を好きになれない原因として、男性に期待しすぎて幻滅するっていうのもあるのよ」
直樹「期待しすぎって、どういうこと?」
真由美「最初は素敵だと思ってたのに、付き合ってみたら全然違ったとか。優しいと思ってたのに、実は自分勝手だったとか」
直樹「それって、男が悪いんじゃないの?」
真由美「場合によるわね。でも、最初から完璧な人を求めすぎると、どんな男性でも幻滅しちゃうのよ。人間だから、欠点はあるじゃない」
直樹「それは女性側の問題だよね。現実の男を受け入れられないっていう」
真由美「そうとも言えるけど、それだけ真剣に相手を見てるってことでもあるのよ。適当に妥協するよりは、ちゃんと見極めようとしてる」
直樹「でも、見極めすぎて誰も選べないんじゃ本末転倒じゃない?」
真由美「確かにそうね。だから、完璧を求めすぎないっていう意識は必要かもしれない」
直樹「俺が思うのは、男性を好きになれない女性って、結局のところ、自分自身と向き合う必要があるんじゃないかって」
真由美「自分自身と向き合うって?」
直樹「なんで好きになれないのか、本当の理由を考えるってこと。理想が高いのか、過去のトラウマなのか、自信がないのか。原因がわかれば、対処もできるじゃん」
真由美「それはそうね。でも、自分で気づくのって難しいのよ。無意識のうちに心にブレーキをかけてることも多いから」
直樹「だからこそ、信頼できる人に相談したり、場合によってはカウンセリングを受けたりするのも大事なんじゃない?」
真由美「そうね。一人で抱え込まないことは大切だわ」
直樹「俺たち男にできることって、結局のところ、待つことと、理解しようとすることくらいなのかな」
真由美「それだけでも十分だと思うわよ。急かさずに、その人のペースを尊重してくれる男性は、女性にとって安心できる存在だから」
直樹「でも、待ってる間に自分の気持ちが冷めちゃうこともあるよね」
真由美「それはしょうがないわ。無理に気持ちを維持する必要はないし、縁がなかったと思うしかない」
直樹「恋愛って難しいな」
真由美「難しいわよ。でも、だからこそ、うまくいったときの喜びも大きいんじゃない?」
【結論】
この対談を通じて見えてきたのは、男性を好きになれない女性の背景には、さまざまな要因が絡み合っているということです。
女性側の視点からすれば、理想を持つことも、過去のトラウマから慎重になることも、自分を守るための自然な反応です。簡単に心を開けないのは、それだけ恋愛を真剣に考えているからこそ。軽率に誰かを好きになれないのは、ある意味では誠実さの表れとも言えます。
男性側の視点からすれば、どれだけアプローチしても響かない相手に対して、どう接していいかわからない苛立ちや不安があります。自分の努力が報われないことへの疲れも、正直な感情です。
どちらが正しいかと問われれば、どちらも正しいと言えます。ただし、関係を前に進めるためには、双方の歩み寄りが必要です。
女性は、自分がなぜ好きになれないのかを見つめ直し、必要であれば専門家の力も借りながら、心の壁を少しずつ取り払っていく努力が大切です。男性は、相手のペースを尊重しながら、焦らず信頼関係を築いていく姿勢が求められます。
恋愛は強要できるものではありません。しかし、お互いを理解しようとする気持ちがあれば、時間はかかっても、心が通い合う瞬間は訪れるのではないでしょうか。大切なのは、相手を変えようとするのではなく、相手をありのままに受け入れる姿勢。それが、どんな関係においても、信頼を築く第一歩になるはずです。
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