「付き合ってないのに、キスされた」
そんな経験をしたとき、女性の頭の中は混乱でいっぱいになりますよね。これって脈あり? それとも遊び? 彼は私のことをどう思ってるの?
実は、キスをする場所によって、男性の心理や本気度がある程度わかると言われています。でも、それって本当なのでしょうか。男性側の言い分と、女性側の受け取り方には、大きなギャップがあるかもしれません。
今回は、恋愛観についてよく議論する友人同士の翔太と里奈に、この微妙なテーマについて本音で語り合ってもらいました。
里奈「ねえ翔太、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
翔太「なに、改まって」
里奈「この前、友達が相談してきたんだけどさ。付き合ってない男性からキスされたんだって。それで、その場所によって意味が違うのかなって」
翔太「場所って、どこにキスされたの?」
里奈「おでこだったらしいんだけど。それって脈ありなの?」
翔太「おでこか。正直に言うと、おでこへのキスって、男からすると一番安全なんだよね」
里奈「安全ってどういうこと?」
翔太「つまり、拒否されにくいってこと。唇に行くのはハードル高いけど、おでこなら許してもらえる可能性が高い。好意は伝えたいけど、ガツガツしてると思われたくないときに選ぶ場所かな」
里奈「じゃあ、本気じゃないってこと?」
翔太「いや、そうじゃない。むしろ大切に思ってるからこそ、慎重になってるんだよ。いきなり唇にいったら引かれるかもしれないじゃん」
里奈「でもさ、女性からすると、おでこのキスって子供扱いされてるみたいで微妙なのよね」
翔太「え、そうなの?」
里奈「そうよ。女として見られてないのかなって不安になる。本当に好きなら、もっと情熱的にきてほしいって思う女性も多いと思う」
翔太「それは男女の感覚の違いだな。男は段階を踏もうとしてるのに、女性は一気に来てほしいって思ってるわけか」
里奈「一気にっていうか、中途半端が一番困るのよ。好きなのか好きじゃないのか、はっきりしてほしい」
翔太「でもさ、はっきりさせるために唇にキスしたら、それはそれで軽いって言われない?」
里奈「うーん、確かにそれもあるかも」
翔太「だろ? 男としては、どう動いても正解がわからないんだよ。だから様子を見ながら、少しずつ距離を縮めようとする」
里奈「じゃあ、ほっぺへのキスは?」
翔太「ほっぺも似たようなものかな。友達以上恋人未満の関係で、好意は伝えたいけど、まだ告白する勇気がないときに使う感じ」
里奈「なんか、男の人って臆病なのね」
翔太「臆病っていうか、慎重なんだよ。だって、拒否されたらそこで終わりじゃん。関係を壊したくないから、リスクの低い方法を選んでるだけ」
里奈「でも女性からすると、その慎重さがじれったいのよ。好きなら好きって言ってくれればいいのに、キスで匂わせてくるから混乱するわけで」
翔太「言葉で言うより、行動で示したいんだよ、男は。キスすることで、お前のこと特別に思ってるって伝えてるつもりなんだけど」
里奈「伝わってないわよ、それ」
翔太「マジか。じゃあどうすればいいんだよ」
里奈「キスするなら、ちゃんと気持ちも言葉で伝えてほしい。好きだからキスしたいって。それがないと、女性は不安になるの」
翔太「なるほどね。でもさ、唇にキスする男は本気度が高いっていうのは間違いないよ」
里奈「それはわかる気がする。唇って特別な場所だもんね」
翔太「そう。唇にキスするってことは、もう覚悟を決めてるってこと。付き合う前に唇にいく男は、その時点でかなり本気だと思っていい」
里奈「でも中には、軽い気持ちで唇にキスしてくる男もいるでしょ」
翔太「まあ、いるかもしれないけど、少数派だと思うよ。普通の男は、唇にキスするのって相当勇気いるから」
里奈「私の友達で、付き合う前にいきなり唇にキスされて、そのまま付き合うことになった子がいるわ。彼女は、その覚悟に惚れたって言ってた」
翔太「だろ? 唇にいくってことは、拒否される覚悟もあるってこと。それだけの想いがあるから踏み切れるんだよ」
里奈「でも女性としては、唇にキスされたからって、すぐに信用していいのかわからないのよね。本気なのか、体目当てなのか」
翔太「そこは見極めが必要だな。ただ、キスの後の態度を見ればわかると思う。本気の男は、キスした後も大切に扱うし、ちゃんと関係を進めようとする」
里奈「じゃあさ、首筋とか、もっとプライベートな場所へのキスは?」
翔太「正直に言うと、それは性的な意味合いが強くなってくるね」
里奈「やっぱりそうよね」
翔太「でも、それが悪いってわけじゃないよ。男として魅力を感じてるからこそ、そういう場所にキスしたくなるわけで」
里奈「女性からすると、それって体目当てに見えるのよ」
翔太「うーん、体目当てっていうと語弊があるな。もちろんそういう欲求もあるけど、好きだからこそ触れたいって気持ちのほうが強いと思う」
里奈「でも、付き合ってもないのに首筋にキスしてくるって、順序がおかしくない?」
翔太「確かに、順序としては早いかもしれない。ただ、男の中には、好きすぎて抑えられないってタイプもいるんだよ」
里奈「それって言い訳に聞こえるわ」
翔太「言い訳じゃなくて、本当にそうなんだって。女性が思ってる以上に、男は好きな人に対して衝動的になることがあるの」
里奈「でも、女性はその衝動に振り回されるのよ。キスされて、期待して、でも付き合えなかったら傷つくじゃない」
翔太「それはわかる。だから、キスした以上は責任を持つべきだとは思うよ」
里奈「その責任感がない男が多いから問題なのよ」
翔太「それは否定しない。ただ、全員がそうじゃないってことは知っておいてほしい」
里奈「私が思うのはね、キスの場所で男性心理を読み解こうとすること自体が、女性にとってはストレスなのよ」
翔太「どういうこと?」
里奈「だって、おでこだったらこういう意味、唇だったらこういう意味って、いちいち分析しなきゃいけないでしょ。そんなことしなくても、ちゃんと言葉で気持ちを伝えてくれれば済む話じゃない」
翔太「それはそうだけど、男は言葉より行動で示したいんだよ」
里奈「その行動が誤解を生むのよ。キスしたのに付き合おうって言わない男、たくさんいるでしょ」
翔太「うーん、確かに。キスはしたけど、まだ確信が持てなくて告白できないってパターンはあるな」
里奈「女性からすると、キスしておいて告白しないって、無責任に見えるの」
翔太「そうか。俺たちは、キスで気持ちを伝えたつもりになってたけど、女性にはそう見えてなかったのか」
里奈「見えてないわよ。キスは気持ちの確認じゃなくて、関係を進めるための行動として見てるから」
翔太「なるほどね。じゃあ、男としてはキスした後にちゃんと言葉でフォローするべきってことか」
里奈「そう。キスして終わりじゃなくて、好きだから付き合いたいって、ちゃんと言ってほしい」
翔太「でもさ、逆に女性から聞いてくれてもいいんじゃない? これってどういう意味?って」
里奈「それは女性から言いにくいのよ。キスしてきたのはそっちなんだから、責任持って説明してよって思う」
翔太「なるほど。男と女で、キスに対する捉え方が全然違うんだな」
里奈「そうなのよ。男は行動で示したつもりでも、女性には伝わってない。そのギャップが誤解を生んでるの」
翔太「じゃあ、俺たち男は、キスするなら言葉もセットで伝えるべきってことだな」
里奈「そうよ。それが誠実ってことでしょ」
翔太「わかった。でも一つ言わせてもらうと、男がキスするって、それだけで相当な覚悟がいるんだよ。特に付き合う前は」
里奈「それはわかるけど、覚悟だけじゃ女性は安心できないの。言葉にしてくれないと」
翔太「男女のコミュニケーションって、本当に難しいな」
里奈「難しいからこそ、ちゃんと言葉で伝え合うことが大事なんじゃない?」
【結論】
この対談から見えてきたのは、キスという行為に対する男女の認識の違いです。
男性は、キスを「行動による愛情表現」と捉えています。言葉にするのが苦手だからこそ、キスという行為で気持ちを伝えようとする。おでこやほっぺへのキスは慎重さの表れであり、唇へのキスは覚悟の証。場所によって本気度を示しているつもりなのです。
一方、女性は、キスを「関係を進める行為」と捉えています。キスされたら、その先の関係性を期待する。だからこそ、キスだけして言葉がないと、不安になり、混乱してしまう。
どちらが正しいかと問われれば、コミュニケーションという観点では女性側の主張に理があります。行動だけでは誤解が生まれやすく、言葉による確認があってこそ、お互いの気持ちを正確に理解できるからです。
ただし、男性側の「言葉にしにくい」という気持ちも理解できます。大切なのは、キスという行為の後に、必ず言葉でフォローすること。そして女性側も、わからないことは率直に聞く勇気を持つこと。
キスの場所から男性心理を読み解くことも参考にはなりますが、最終的には直接コミュニケーションを取ることが、誤解のない関係を築く一番の近道なのではないでしょうか。
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